―　温泉・温泉ガスの有効活用でCO2削減を実現　―
エコ・低炭素社会を目指すユインチホテル南城様の取り組み

沖縄県のユインチホテル南城様では、温泉と温泉ガスを利用した本格的な低炭素社会実現への先進的な取り組みが進んでいます。
2012年1月に温泉を掘削され、汲み上げた温泉の熱交換器による温泉熱利用により重油の消費量を削減、同時に無加水の源泉掛け流し温泉を実現されました。

更に2015年より鉱山許可を得て、温泉ガスを発電に活用し、排熱利用を行っておられます。

これらの温泉と温泉ガスという沖縄の貴重な地下資源の有効利用により、年間の重油代を50％、電気代を20％削減し、二酸化炭素排出量についても2,150ｔを削減する事に成功されています。

更には修学旅行で訪れる年間2万名にもおよぶ生徒さん方を対象に、環境に優しい地産エネルギー活用のモデルケースである施設の見学とエコ教育を実施し、エネルギーの地産地消、環境に関する総合学習の場を提供しておられます。

将来的には、温泉ガス発電の排気ガス中の二酸化炭素を生育促進に利用する植物工場で安全性の高い野菜を栽培し、ホテルのお客様に提供する循環プロジェクトも計画されています。

弊社は温泉ガス井戸特有のガス突出等に対応できるように改良した6インチガス対策温泉ポンプを提供させていただき、この6年間で、安定した温泉の汲み上げに協力させていただけるようになりました。