国際協力機構 アフリカ地域村落給水衛生管理Aコース研修員様をお迎えしました(2025) : おかもとポンプ株式会社 公式サイト

2025.8.5

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国際協力機構 アフリカ地域村落給水衛生管理Aコース研修員様をお迎えしました(2025)

アフリカ5か国から水・衛生分野の専門家が来訪

7月11日(金)に、国際協力機構(JICA)によるアフリカ地域 村落給水衛生管理Aコースの研修員6名がアフリカ5か国(ブルキナファソ、コートジボアール、ジブチ、マリ、セネガル)よりおかもとポンプに来社されました。 研修員の方々は、ご自国で水・衛生・環境関連省庁に所属されています。

ODAを通じた国際貢献の紹介

研修開始前には、当社がODA(政府開発援助)を通じて、主にアフリカ・アジア・南アメリカ地域に井戸ポンプや陸上ポンプを納入してきた実績についてご紹介しました。研修後もご質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただける旨をお伝えしました。

座学と実演でポンプ技術を深掘り

研修ではまず、以下の内容について座学形式で講義を行いました。
・井戸の作り方
・水中ポンプの基礎知識
・ポンプの技術的な構造と仕組み
座学中から積極的な質問が飛び交い、参加者の高い関心がうかがえました。特に、水中ポンプ・モーターのカットモデルを用いた説明が始まると、さらに多くの質問が寄せられました。

主な質問内容
・おかもとポンプには何種類のポンプがあるのか?
・タンデム式ソーラーポンプシステムは同時に手押しポンプと水中ポンプ、2台のポンプを動かせるのか?
・何メートルの井戸まで対応可能か?
・最も摩耗しやすい部品は何か?
・空転防止のための装置はあるか?
研修員の方々からは「故障の少ない、質の良いポンプを求めている」との声があり、特にセネガルでは交換が必要な井戸ポンプが700基あるとの現状も共有されました。

工場見学とタンデム式ソーラーポンプシステム体験

続いて、工場にてポンプ部品の説明と性能試験の見学を行いました。試験成績表のカーブ形状についても質問があり、技術的な理解を深める場となりました。最後には、当社敷地内に設置されたタンデム式ソーラーポンプシステムの操作を実際に体験していただきました。

研修を終えて

今回は少人数での研修となりましたが、その分、密度の濃い対話が生まれ、積極的な質問が多く寄せられました。村落で故障しているポンプがあるという話を聞くと、当社としても「なんとか修理や交換に関わりたい」という思いが強くなります。今後も、おかもとポンプは国際協力を通じて、持続可能な水資源の確保と衛生環境の向上に貢献してまいります。

企画・海外部 西嶋

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