国際協力機構(JICA)アフリカ地域村落飲料水管理研修員様ご一団をお迎えしました : おかもとポンプ株式会社 公式サイト

2017.8.18

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国際協力機構(JICA)アフリカ地域村落飲料水管理研修員様ご一団をお迎えしました

 

平成29年7月11日、独立行政法人 国際協力機構(JICA)北海道様(以下、JICA様)による2017年度課題別研修「アフリカ地域 村落飲料水管理(A)」にて、仏語圏アフリカ8カ国から村落飲料水供給・維持管理を担当されている行政官の方々10名がご来社されました。これは、JICA様が毎年実施している研修員受け入れ事業で、開発途上国の技術者や行政官を対象としているものです。「村落飲料水管理」とあるように、来日された行政官の方々は給水・維持管理に関わる水道行政、水処理技術、井戸、揚水機材について広範に学ばれます。

上記につき「井戸と揚水ポンプ機能診断・修理方法等」が研修項目の一つにあり、弊社の顧客であり長年アフリカ、アジア、中南米の各地域で政府開発援助(ODA)による井戸掘削・給水施設建設を手掛ける株式会社 利根エンジニア様よりお声がけいただいたことから、揚水ポンプに関する講義を担当させて頂くこととなり、弊社にて実機等を用いながらご説明させて頂きました。冒頭、代表取締役の岡本よりご挨拶をさせて頂き、弊社がODAに携わってきた歴史やアフリカ地域に対する関心についてお話させて頂きました。

当日午前中は、利根エンジニア様による手押しポンプの講義であり、
アフリカ地域において一般的に普及している数機種の実機を前に、構造・原理のご説明がされました。
研修員の方々とは実機を前に機器の話から自国の現状・管理体制にも、お話が及んでおられました。
弊社にとしても普段聞くことが出来ないお話や考えもしない事象を知ることができ、学ぶことが多いものでした。

 

また、弊社工場にて深井戸水中モータポンプの組み立て・試運転の模様をご覧頂きました。
日々、お客様の見学やポンプ分解等の立会いを経験しておりますが、8カ国ものアフリカ地域からのご来社は稀な機会でした。
ポンプ組立~試運転の一挙一動をご見学頂きながら随時ご質問を頂く機会にはいつもとは異なる緊張感があり、貴重な経験であったと思います。

 

弊社見学の最後は「ソーラーポンプシステム」をご見学頂きました。当システムは、太陽光発電100%にて水中モータポンプを動かし、且つ手押しポンプもバックアップ的に標準付属しており他社には無い製品です。既にアフリカの地へご紹介しており、導入予定もある旨をお話したところ、製品仕様についてのご好評の声と、率直なご意見も頂きました。製造者として国外の導入先とも言える研修員の方々と知り合いお話出来る機会は少なく、アフリカ諸国各々の環境は違えど少しでもイメージが湧き、ご意見を聞けることは大変有り難いと改めて思えた瞬間でした。

最後に、このような機会を与えて頂いた独立行政法人 国際協力機構(JICA)北海道様、株式会社アースアンドヒューマンコーポレーション様、株式会社 利根エンジニア様には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

2017年7月
営業部 企画・海外課
吉岡

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